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2018/11/27
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堂本光一主演 『Endless SHOCK』製作発表&囲み会見レポ

2019年2月3月の帝国劇場公演、同年秋の梅田芸術劇場公演が決定した、『Endless SHOCK』。
その製作発表の模様をJohnny's webでもお届けします!

詳細情報

『Endless SHOCK』
2019/2/4(月)-3/31(日)
会場:東京・帝国劇場

2019秋
会場:大阪・梅田芸術劇場
…………

<vol.1>

2019年公演決定!

2000年の初演以来、帝国劇場で観る者に衝撃を与え続けてきた堂本光一主演の『SHOCK』。
2018年の公演では千穐楽に通算1630回上演を達成した本作の、2019年の公演が2月3月に帝劇にて開幕!今年は2年ぶりに梅田芸術劇場で秋に公演されることも決定!

この日、多くの報道陣に加え、500名のSHOCKを愛するファンの皆さんの見守る中で行われた製作会見。
会見では、本作の映像紹介に続き、光一が登壇。さらに、ライバル役の内博貴、ヒロイン・リカ役の梅田彩佳さん、オーナー役に前田美波里さん、ふぉ~ゆ~の福田悠太、辰巳雄大、越岡裕貴、松崎祐介、Jr.の川島如恵留、松田元太、松倉海斗、寺西拓人、そしてアンサンブルキャストの方々が登場!

『SHOCK』製作会見
初!歌唱披露!

華やかな雰囲気のなか、劇中ナンバー『CONTINUE』を、ピアノの生演奏に乗せて歌唱披露へ。
次々と重なるナンバーと登壇陣の歌声は、劇場のステージそのもの!という圧巻のパフォーマンス。

大きな拍手に包まれるなか、光一は「2019年の『Endless SHOCK』製作発表ということで…今まで製作発表で歌ったことはないんですけれども。記者の方々も、毎回本当に多くの方々に来ていただくんですけれど、毎回『まだあんまり決まっていません』というお土産がない感じで…。じゃあ歌おうということで」と、今回初めて会見での歌唱披露に至った経緯を説明してくれたのでした。

2019年カンパニー

光一は「ご覧のように、2月4日から始まります『Endless SHOCK』。これが(キャスト)お披露目になるんですね。全員ではないですが、来年、梅田芸術劇場での公演もあるので。梅芸の方では…内と思うでしょう?優馬なんです!
内、久しぶりじゃん!帝劇!」と内の腕をポンとします。

「どうも!内博貴と申します!宜しくお願いします。先ほど聞いたんですけれど、東京(帝劇)の方では7年ぶりなんです。7年前のことを思い出したんですけれど。楽屋から出られなかった自分…。初日が開くのが怖くて怖くて…」と当時を振り返る内。「腐った消しゴムみたいな顔をして(笑)」と茶々を入れる光一に、内も「ホンマに、腐った消しゴムみたいな顔をしてましたね(笑)」とうなずきます。

話尽きぬという感じですが、「そんな話も後ほど。そしてオーナーに前田美波里さん!」と光一は続いて前田さんをご紹介。前田さんからは「大好きなこの作品に、こうしてまた戻って来られ、幸せに思っています。ありがとうございます」というメッセージが。

さらに初共演となるリカ役の梅田さんを紹介した光一は、「あとこっちです」と、後輩達をざっくり紹介。これにふぉ~ゆ~が「ちょちょちょ!ふぉ~ゆ~でーす!」とアピール。「どこのコーラス隊だよ(笑)」とツッコむ光一に、4人は声を揃えて「ジャニーズ事務所ですよ!後輩ですよ!」とやり返すやりとりも。

今度はJr.達を示しながら、光一は「こちら、ご覧になると解ると思います。新顔がひとり」と、『SHOCK』初参加となる川島に声をかけると、「川島如恵留です!宜しくお願いいたします!」と緊張の面持ちで挨拶していた川島。

続けて光一は、「そしてアンサンブルの皆さんです!全員ではないのですけれども、忙しい中ありがとうございました!ピアノは金子(将昭)さんに弾いて頂きました」と皆さんを紹介し、「というわけで2019年、このメンバーでお送りしたいと思っております。支えを、どうぞよろしくお願い致します」とご挨拶。

フォトセッションでは、ふぉ~ゆ~が顎に手を当てるキメポーズをして笑いを誘ったり、彼らの衣装を見た光一が「王様みたい!というか、王様だ!」と、松崎主演の別舞台に絡めて話しかけたりと盛り上がる一幕も。

さらに、フォトセッションを終えて降壇するふぉ~ゆ~に、光一が「帝劇に出るのが福ちゃんとコッシ―、梅田芸術劇場に出るのが…」と、福田悠太、辰巳雄大、松崎祐介を示します。すると、3人は腕を組んで間をあけて立ち、越岡と対峙。光一も「なんでコッシ―出ないんだよ~」と尋ねると、「出たい気持ちはすげぇあるんです!」と残念そうな越岡。ここ数年はふたりずつの出演が多かったふぉ~ゆ~の、東京2人と大阪3人という状況に、演出について「俺、どうしようって言ったんだっけ?考えます!」と語っていた光一なのでした。(Jr.は、川島、松田、松倉が東京・大阪公演に出演し、寺西が東京公演のみに出演します)

こうしてフォトセッションを終え、アンサンブルの皆さん、ふぉ~ゆ~、Jr.たちを見送ると、光一と内は、梅田さん、前田さんとともに壇上の椅子に腰かけ、製作会見へ。前田さんが座られる際には、光一が手を伸べてエスコートする場面も。

ご挨拶

会見では、さっそく光一から「重ね重ねになりますけれど、(2019年)『SHOCK』があるということで。
千穐楽には1700回公演になるということですね。いつも言っていることではあるのですが、自分では何回やってきたというのはあんまり頭にはなくてですね、とにかく一生懸命やろうというだけで。そしてお客様が育ててくれた作品だと思いますし、お客様がいないことにはこれだけの数も出来なかったと思いますので。
いつもの言葉にはなってしまうのですが、感謝の想いを乗せて、またステージに立つことが出来たらいいなという風に思っております」と、ご挨拶。

また、『SHOCK』の生みの親といえばジャニー喜多川氏ということで、「『SHOCK』という作品は、ジャニーさんの想いがすごく詰まった作品。
その中でジャニーさんの名に恥をかかせることのないようにとやってきた舞台ではありますので。その想いというのは今回も変わらず、やらせて頂こうかなと思っております」と光一。

そして、「例えばこのポスター、新たに撮った写真がないのではないか、手抜きではないかという風に思った方は、心のうちに留めおいていただければと思っております(笑)。こんな感じでよろしいでしょうか?」と、自身のシルエットにSHOCKの名場面がちりばめられたデザインの2019年度『Endless SHOCK』ポスターを示しながら語ったのでした。(ポスターに込められた真意はvol.2の質疑応答で語られます)

続いて、内は「光一君のライバル役をまたやらせて頂きます。
東京での公演は7年ぶりということで。その間は大阪、福岡でやらせて頂いていたのですが。7年ぶりに帝国劇場のステージで光一君と一緒にやらせて頂くということで、とても楽しみにしております。
またさらにパワーアップした自分を見せれたらと思っておりますし、ライバルとして泥臭くといいますか、アグレッシブに光一君にぶつかって行けたらと思っております。宜しくお願いいたします」と、キリリとした表情。
初出演となる梅田さんからは、「18年続いた『SHOCK』に自分が出させて頂くのはとても嬉しいです」という言葉が。

今回で5度目のSHOCKとなる前田さんからは、前回2017年の出演から「1年4か月というのは長いものでした。(500名の)皆さん座っていらっしゃる方と同じ気持ちでこの作品を心から愛している、私、前田美波里でございます。
1年4か月の間に、拝見しながら、光一さんを観ながら『来年はこうしたいな、いいものをつくれたらな』と…自分自身が今までやってきたステージの中で、素晴らしいステージにしたいなと今から思っております。どうぞよろしくお願いいたします」という想いが語られたのでした。

<vol.2>

質疑応答タイム

ここからは、取材陣からの質疑応答タイムへ。
さっそく、この日歌唱披露された『CONTINUE』にからめて、【様々な場面が走馬灯のようにめぐっていく、このハーモニーを作った時の気持ちは?】と問う質問から。

光一は、「もともとは色んなメロディーが重なるシーンではなかったのですけれど。
この『SHOCK』を長らくやるにあたって…『Endless SHOCK』になった2005年かな?最初に確か作ったと思うんですよね。ミュージカルには大テーマになる曲が欲しいなと思いまして。ですから14年、13年ぐらい前になるんですよね…全く記憶にございません(笑)」という回答。

代わりに、「『夜の海』という曲は作った時のことをすごく覚えています。あれはサビはすぐ思いついたんですよ。
それで、出だしが中々思いつかなくて。あれはお風呂に入って頭を洗っている時に出だしを思いつきまして。
もう髪がびっしょびしょになりながら、パソコンを広げて作ったという思い出があります」と教えてくれたのでした。

SHOCKの初演から…

お次の質問では、若干21歳という若さで『SHOCK』初演を迎えた光一に【今度は新たな年代に入られると思うのですが、20年近く積み上げてきたからできること、この年代だから挑戦したいことは?】という問いかけが。

「来年の最初で私も40歳になるんですね」という光一は、「初めて帝劇に立たせて頂いたのが21歳。恐ろしいですね、そう考えると(笑)」と月日の流れを振り返りつつ、「これはしょっちゅう言わせて頂いているのですが、21歳の時よりも、今の方が体力はあるんですね。ただ、単に回復が遅いとか、『なんでココ痛いんだろう?』とか、年齢を重ねるとあるんですね(笑)。
実際問題として体力は今の方がありますし、体力勝負な所、この作品としてフィジカル的に非常に厳しいものではあるんですけれど。何よりも“何故自分がこうして長く続けられるのか”というと、素晴らしいスタッフ、素晴らしい共演者の方がいるからなんですね。…沢山のファンの方も入ってくださっているので一応言っておきますと、ファンの方もいるからだと…心から思っています(笑)」と、語ります。

そして、「だから、乗り越えられているんだなというのは、本当に嘘じゃなくて。ステージって不思議なもので、お客様に観ていただくと、いつの間にかエネルギーが生まれるものなんですね。
それがやっぱり、とてもやりがいがあって、だからこそ、ステージ・舞台ってものは、やみつきになってしまうところがある。一番のポイントはそこなんじゃないかなと思います」と、舞台の魔力についても言及。

改めて、「あとは『SHOCK』という作品を、常に、何年やっても模索し続けるというか、作品自体の成長もそうですけれど、自分自身の成長としても何が足りない、これが足りない、常に感じながら成長させていこう、自分も成長していこうという思いになりうる作品だなといつも感じています」と、『SHOCK』という作品の“20年近く積み上げてきたからこそ”という魅力を。

また、もうひとつの質問である、“この年代だからこそ、新たに挑戦したいことは?”という質問については、「『今回はどこを新しくされるのでしょうか』とよく聞かれるのですが、まだ考えておりません。変えることが進化だとも思いませんし、今ある中からどう良くしていくかというのも進化だと思いますし、この作品自体をイイものにしようと…」と、特に意識していない様子。

一方で、「役自体は2005年の頃だったから、25~6歳に『Endless SHOCK』今のストーリーになってやりはじめた訳なのですけれど。役設定がそれぐらいの年なんですよね。
ですから、いかに若作りできるか(笑)…こんなんでよろしいでしょうか?そう(見出しに)書かれるのも嫌だなぁ(笑)。そんなこと挑戦したくもないのですが(笑)。まあ、ありのままで役を演じられたら、役を生きれたらいいなと思います」と語っていたのでした。

SHOCKについて

続いては、登壇者全員に「この瞬間に『SHOCK』と聞いて浮かぶものは?」という質問が。

光一は、「『SHOCK』と聞いて思い浮かべること…以前、ソロでライブをやった時に。皆さんの大好きなジャニーさん話になりますけれど。ジャニーさんが観に来てくれて、感想を言ってくれたんですね。
『YOU良かったよ!』と言ってくれたんですけれど。『MCが!』って。これがSHOCKでした」という小話を(笑)。

すかさず内から、「それは違うSHOCK!精神的SHOCK(笑)!作品についてですから」とのツッコミが。
これに「そっちのほうが良かったですか?ちょっと考えるので先にどうぞ!」と光一がパス。

それを受けて内が「そうですね。『SHOCK』と聞いて初めに思い浮かべるのは…」と考えていると、今度は「『Japanesque』だろ?」と光一。内もうなずきながら、「それですかね。殺陣のシーンがSHOCKといえば思い浮かべますかね。すごく大事なシーンで」と語ると、光一も「しんどいからね、自分との闘い」とコメント。

続けて、「公演が続いていくとですね、1ヵ月、2ヵ月とあるので、当然爪を切るわけですよ。爪を切って『よっしゃ、軽量化できた!』…そうなるんだよね」という光一に、内も「もう、深爪になってますもんね。ちょっとでも体を軽くしようってことで。髪の毛短くしたりですとか。そういうのは常々考えながらやっています」と、極限まで懸けて臨んでいることを明かします。

梅田さんからはオーディションでの歌唱ナンバーについて語られ、前田さんからは、自身が演じるオーナー役のセリフにあわせ、「『疲れたときは休めばいい、迷った時は立ち止まって振り返ってみればいい』とあのセリフが言えるのが。いま自分でもゾクゾクっとするのですが、大好きなところなんです。『ありがとう、コウイチ』と、またお礼を言えるのが幸せだなぁと思います」というお話も。

一巡して再び光一の番になると、「『SHOCK』を18年やってきて、改めて思うことはありすぎて困るのですが。
本当にスタッフも出演者も全員が…深刻な意味ではなくて…色んなことを犠牲にしながらこの作品を作ってきた部分があると思うんですね。それの結集というか、いつもそれを感じるので。なにかこう、そういった部分を思い起こしますね。睡眠を犠牲にするとか、しょうがないことかもしれないですが、そういう部分が思い浮かびますね」とコメント。

まさに劇中のコウイチの求める“限界の先にあるもの”への探求を感じさせつつ、ステージでは「幕が下りた瞬間。『終わった~』って、そこが一番好きです(笑)」と笑いながら明かしていた光一です。

新たな経験を踏まえて

2018年には、『ナイツ・テイル-騎士物語-』という新たなミュージカルに挑戦した光一。
ということで、【この作品が、堂本光一というエンターテイナーにもたらした大切なこと、上位3つは?】との質問も。

光一は「3つ!?」と目をぱちくりさせつつ、「やっぱり『SHOCK』をやるにあたって、自分が演出をしながら稽古をしていくなかで、自分も演者としてやっているので、遠慮ももちろんあるんですよ。
『ナイツ・テイル』という現場で、ゼロ発進で、ジョン・ケアード筆頭に作っていって。作っては壊し、作っては壊しで大変な作業だったんで、『ああ、遠慮しないでやればいいんだな』と。だから今回はみんなに迷惑かけようと思っています(笑)」と、まずはひとつめ。

ふたつめは「あまり比べることはできないと思うんですよね、全く別物ですし。
似たような質問というのは、これまでも答えてきたことはあるのですが。それを経て今、自分は成長できたなって、すぐに感じるものでもないと思うんですよね。
ひとつひとつの人生や経験の積み重ねがあって、今があるので。それを生かさないと、やって来た意味もないですし。なので『この部分!』っていうのはちょっと難しいですが。
でも、絶対的にいい経験になりましたし、素晴らしい経験だったということは間違いないです」とコメント。

「…総括してしまったので、もうひとつというのは難しいですけど」と、3つめは「考えているところで言うと、若干ちょっとしたセリフの変更みたいなものは考えていまして。
足したり、引いたりっていうのを。稽古場でやってみて良かったらやるし、良くなかったらやらないかもしれませんが。ちょっとリカさんの歌うパートを増やそうかなと思ったりしていますね。あと、今までオーケストラさんに花道にいてもらったのですが、オーケストラピットに入ってもらおうかなというのを考えていますね。オーケストラピットを今までステージとして使っていたので。
じゃあ、フライングするにあたって助走をつける時に、オーケストラピットにオーケストラさんが入っているとなると…(助走つけて)行けないので、さぁどうする!?っていうのをこれから話したいと思います。
ですから、そういった部分は見た目にも変わるかなとは思いますね」と、新たな構想も絡めて教えてくれた光一。

今度は、冒頭の挨拶でも話題にあがった【2019年の『Endless SHOCK』ポスターのメインが撮り下ろし写真ではないこと】について質問があると、光一は「僕は『もうロゴだけでいいんじゃないの?』って話したんですけど」とのこと。

「先ほど『ナイツ・テイル』の話にもありましたけど、全て色んな経験を経て2019年、凝縮したものをポスターでも表現できたらいいなと。『今までの蓄積みたいなものをポスターで表すことができないかな?』という意味合いのもと、こういったものになっています。決して、手を抜いたわけではないです(笑)。僕じゃなくてデザイナーやスタッフが大変だったやつです…カッコイイ!」と後ろのポスターを指しながら話していたのでした。

<vol.3>

こんなリクエストも…

さらに【SHOCKファンの方に愛あふれるメッセージを!】とのリクエストが続き、場内からは「フゥー!」と期待感いっぱいの歓声が。

光一は「先ほどの話の中から、私の愛というものは皆さんにとっても伝わったと思うんですけれど(笑)」と笑いを誘いつつも、「色んな想いがあると思います。また『SHOCK』!?って方も、中にはいらっしゃると思いますが。
これだけ長いことやると、ファンの皆さんと共に、その時を生きてきたという感覚ももちろんあるんですよね。そういった意味では僕から言えることは、この『SHOCK』が続く限りは、皆さんにも見届けて欲しいな…という想いくらいです。
舞台というものは値段も高いですし、テレビと違って点けたら観られるものでもないですし。(劇場に)足を運んでいただかないと観られないものなので。だからこそ、その儚さというか、舞台というのは素晴らしいなと。
やっている側としても、皆さんに良かったと思っていただけるものをとにかく届けたいという想いで、毎日ステージに立っていますので。その想いをステージからまた届けたいなと思っておりますので、見届けていただければと!」という想いを。このメッセージに場内はSHOCKファンの皆さんの温かい拍手に包まれたのでした。

続いて、『SHOCK』初出演の梅田さんに、【光一の印象】を問う声も。梅田さんは「歌稽古の時に、光一さんを近くで見て、本当に顔が小さい!って思いました」と答えると、「全体的に小さいんです(笑)。このやり取り、人生で何万回とやって来てるんだから!」と返す光一。

これに関連して、「ひとつ内にクレーム言っていいですか?」と続ける光一は、「こいつデカイくせに、ヒール高い靴履いてんだよ(笑)」との声を。これには「それ衣装さんに言ってくださいよ(笑)。女性の気持ちがちょっと分かった気がします。ヒールって大変なんだな~って(笑)」と内。

梅田さんの回答はひと段落といった雰囲気になり、光一は「顔が小さいだけかよ(笑)」とツッコミを。梅田さんは「そんなことないです!もちろんすごくキラキラしてますし!…すごいテンパっちゃったんで、お返しします(笑)」と取材陣にターン。改めて、自身にとって帝劇初ステージとなることを聞かれると、梅田さんは「舞台経験も多くなくて、ずっと憧れていた『Endless SHOCK』にも、両方合わせて初めて出られるというのがすごく嬉しいです。来年ちょうど、私30歳になるので、30歳一発目の舞台が『Endless SHOCK』ですごく嬉しいなって思います」とコメント。これに、光一は「いいな~俺、40歳だわ…」とつぶやいて、またまた場内の笑いを誘います。

続けて光一が、前田さん梅田さんがミュージカルの共演歴があることを振りながら、「僕も拝見させていただきました!」と話したり、「内は梅田さん初めて?」と光一が尋ね、「はい、初めてですね」(内)、「よろしくお願いします」(梅田さん)と挨拶しあうふたり。

さらに、「福ちゃんとは?」と光一が水を向けると「半年前くらいの舞台でご一緒させていただいて」という梅田さん。「どうだった?」と光一に聞かれた梅田さんは、「ずっと稽古中、ハンカチ握りしめていました(笑)」と裏話を。これには内も「別現場だと緊張するんですね」と、福田の意外な一面に驚いていたのでした。

80代でも!

質疑応答の最後は、40代で初演を迎えてから、約半世紀にわたって2017回の上演を重ねられた森光子さんの舞台『放浪記』に絡めての質問が。
森さんのように、光一も80歳を超えてもぜひステージを続けて欲しい!という取材陣から、【『Endless SHOCK』はハードな舞台であることから、いつか終わりがくるのか?それとも年齢と共に演出は変わってくるのか?】という質問が。

光一は、「終わりを考えながら物事に取り組むということはしたことがないですし。もちろん、自分としてもやれる限りはやっていきたいという想いのなかでやらせていただいていますので。
演目を変えつつもという話もありますが、ここまで来ると自分の中での意地もあるなか、『ここを楽にしたらもう少し続けられるよね』ということは、まだ絶対考えたくないなと…。
例えば、階段がバーン!とすべり台になるとか(笑)」と冗談を交えてのコメントを。

これに「ワーッて滑ってく!?それは新喜劇です(笑)!」と内が続け、「バッサーって(笑)」と滑っていくフリをしつつ「そういう風には、あまりしたくないなぁと(笑)」と光一。

そして、「自分としてもやらせていただける限りは、やっていきたいですし。
来てくださるお客様がいてくださる限りは、やっていきたいと。年々プレッシャーはどんどん大きくなるばかりですが、そのプレッシャーと戦いながら自分も成長できればいいなと」と改めて語り、「40歳にもなって、まだ成長すると思っているのかって思われるかもしれないですけど、まだ身長伸びると思っていますからね…すみません(笑)」と最後も場内の笑いを誘いつつ、質疑応答を締めくくったのでした。

囲み会見

製作発表に続いては、光一を囲んでの会見が行われました。
会見冒頭で、カンパニーによる『CONTINUE』の歌唱披露したことについて、光一は「全員ではないのですが、先週久しぶりにみんなで集まって、声を出してやってみたんですけど。一回ちょっと『ナイツ・テイル』を挟んだので、若干歌詞が危うかったです(笑)」と告白。リポーターさんから「全く分かりませんでしたよ」と声を掛けられると、「かなり誤魔化しました!上手なんです、誤魔化すの(笑)」と光一。

久しぶりのカンパニー集合に、「今年の2、3月に帝劇でやって、一回解散して。その間、それぞれが違う場所で切磋琢磨してきて、自分もそうですけど。それで、こうやってまた集まってきてなので、若干の違和感というのはあるんですよ。
毎年感じていることですけど。他にはない居心地の良さというのもありますし、安心できる場所ですし。常にふざけてるヤツとかもいますけどね(笑)」と、『CONTINUE』披露時のふぉ~ゆ~の立ち位置を指しながら。

変わらないこと

続いて『SHOCK』の公演年数に重ねて、光一自身で「18年間変わらずに続けてることは?」との声に、「独身であることですね(笑)」と言うと場内から拍手が起こり、「何の拍手なの(笑)。僕は、いずれしたいと常々公言していますよ?いずれは…と思い続けて、何十年です(笑)」とコメント(笑)。

場内のファンの皆さんからまだまだ独身でいて!という声があがると、「僕は信じているんですよ。僕がたとえ結婚しようと、みんなは僕に付いて来てくれるって(笑)」と光一が言うと、拍手が広がる場内。
「それでも付いて来てくれるようなものを作品としても、何にしても、こちらから提供し続けなくてはという思いでありますね。だからこそ、まだまだ成長していかなくてはいけないと思っています」と光一。

会見でのやりとりに絡め、「成長していくのは、身長も?」とリポーターさんに言われると、「身長はまだ伸びると思っていますよ?気持ちは17歳なんで、思春期です(笑)!…この見出し、やめてくださいよ!?【堂本光一、まだ思春期】って(笑)」と語り、またまた場内に笑いを巻き起こします。

そこから、「思春期とまではいかないにしても、若くいられる秘訣は?」との声に、「なんでしょうね?意識したことないんですよね、若くいようとか。ただ人前に立つお仕事をさせてもらっているので、ステージにしても動ける身体を常に作っておこうとか、それくらいであって。この仕事があるからなんですね。この仕事してなかったら、本当に俺、ヒドイと思います(笑)」と自己分析。

これに「引きこもっていたりとか?」との声が続くと、光一は「それは今も変わらないなぁ(笑)」と苦笑い。「そんなに意識はしていないですけど、やっぱり“堂本光一”としていなきゃな、という思いを片隅におきながら生活すると。ステージにいつでも立てるようにと」と語ります。

ステージへの想い

そんな自制心の高い光一から、会見で「階段落ちが滑り台」という意外な例が出たことから、「逃げたいことはあるのか?」という『SHOCK』へのプレッシャーについての質問も。これには「正直、開演前は毎日逃げたいです。『あぁ、今日始まるわぁ…』って思うんですが。『じゃあ、お前なんでやってんねん』って思うかもしれないですけど、幕が開いちゃうとやっちゃうんですよね~」と光一。

「それはファンの皆さんがいてくれてるから?」との声に、光一は「う……うん」と、即答とはいかない返事(笑)。これには場内から「えー!」の声。ですが、光一は「でも本当に、幕が開いて、お客さんが全くいなかったら、その時点でやる気なくしちゃいますからね。やっぱり、ファンの皆さんが、お客様が観てくださっているからこそ、乗り切れる。一番のモチベーションですね」と心のうちを。

長髪の見納めは…

さらに「きっとファンの皆さんも気になっているはず!」と、リポーターさんから「髪の毛はいつ切るんですか?」との質問も。「『SHOCK』が始まる前には切ろうかなと」と言う光一に、場内からは残念がる声が。

「(長髪は)もういいでしょ?これはこれで楽なんですけど…セットは5分くらいで終わるんで。ちょっと結んで、落ちてこないように固めて。でも、『SHOCK』の場合は、一幕の階段落ちで、血糊だらけになるんで、一幕と二幕の間にシャワーを浴びるんですね。長いと髪乾かすのに、時間掛かっちゃうから。自然乾燥は良くないから(笑)。だから、『SHOCK』の場合は、髪を切らなきゃいけないかなって。未練も何もないですからね(笑)」と光一。

本番前に切ると語ると、ファンの皆様からは長髪でなくなることに残念がる声が。
その反応に、光一は「なんでなの?『お前もう伸びねーぞ』って思ってる(笑)!?まだ、髪の毛は伸びますから!これ元々、『ナイツ・テイル』のウィッグを付けるために伸ばしたものなので。またあれば伸ばすかもしれないですしね」と話していたのでした。

2019年の『SHOCK』へ

会見の最後は、「毎年のように、こうやって製作発表をさせていただいていますが…大丈夫でしたかね?記事的に」と取材陣を気遣いつつ、メッセージを。

「2019年、1700回というところだとは思うんですけど、自分としては、愛される作品を、これからも続けていくためにも、とにかく良い作品にして。また、楽しみでもあるので、自分がまたこうやってやらせていただけるのが、いつも『幸せだなぁ』という風に感じております。
幕が開くまでは『うわぁ…』って思っているところがあるんですけど、開いちゃえば『幸せだなぁ』って。それは、皆さんの顔が見れて『幸せだなぁ』ってね(笑)。…中島健人風にやろうと思ったけど、全然できないっていうね。本当にすみません(笑)。
とにかく18年間やり続けている『SHOCK』に、恥じることのないものにしなければいけないと思っているので、どうかお力添えいただけたらなと思っています」と語って囲み会見を締めくくったのでした。

若さみなぎる20代、力の備わった30代を経て、光一が40代で初めて向き合う『SHOCK』!
2019年の『Endless SHOCK』は、帝国劇場にて2/4(月)から開幕!秋には2年ぶりとなる大阪・梅田芸術劇場での公演も!進化と深化を続ける『Endless SHOCK』に、2019年もご期待ください!

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